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See, that’s what the app is perfect for.

Sounds perfect Wahhhh, I don’t wanna
kkj114
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“もう一つ驚いた仮説は、「わたしたちの口腔は、しゃべることに最適化されている」という主張だ。もちろん、音を震わせたり区切ったりできる唇や舌や歯、トーンや音量を操る喉や頬、音程を調整する鼻、声道や肺も含めて、人の器官はしゃべることに最適化されていることは理解できる。驚くべきはそこではなく、「人体の設計ミス」と揶揄される、気道と食道の配置についてもそうだという点だ。  人以外のすべての哺乳類においては、鼻と口の奥の空間(咽頭)は、二つの管に分かれている。内側の管は空気の通り道で、外側の管は食物と水分が通る。それぞれの管は、舌の基部の喉頭蓋と、鼻腔を封鎖する軟口蓋とが接触していることで境目ができており、食物が気道に入り込むことはない。  ところが、人だけが、(おそらく)直立することで喉頭の位置を下げたことにより、軟口蓋と接触していない構造となった。これにより舌の奥に大きな共有スペースが発達し、食物と空気の両方がそこを通って食道か気道かのどちらかに入ることになった。結果として、餅や蒟蒻ゼリーが喉の裏側に入って、気道を塞いでしまうことが起こる(日本人の死因4位の肺炎のほとんどは、誤嚥により引き起こされる)。人は、食物の誤嚥による窒息が起きる、唯一の種だというのだ。もし人体が誰かの設計に基づき創造されたというのなら、この不具合はとんでもないバグだろう。  著者は人類進化の系統と照らし合わせながら、発話の解剖学的構造を解き明かす。言語というのは基本的に、加圧されながら吐き出された空気の流れになる。類人猿と比較して、人間の喉頭の位置が低いこと、声道の垂直管と水平管がほぼ同じ長さになって、喉頭蓋と軟口蓋の奥の空間が開けていることを指摘する。この空間のおかげで、音声言語が成立する前の段階で、「複雑な発声」が可能になった。窒息リスクという大きな代償を払って、より明確にしゃべることに適応したという。人を人たらしめている、発話や言語というコミュニケーション能力は、この適応に支えられている。 “BORN TO TALK” わたしたちは、コミュニケートするために生まれてきたのだ。”

身体のリバースエンジニアリング『人体 600万年史』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる (via raitu)

おもしろ。

(via highlandvalley)

Source: dain.cocolog-nifty.com